大規模修繕工事
ビルやマンション、住宅など全ての建物は、紫外線や風雨といった厳しい外的環境の影響を受け、時間の経過とともに老朽化してしまいます。そのため、「大規模修繕工事」「リニューアル工事」と呼ばれる定期的なメンテナンスの実施が不可欠です。大規模修繕工事を行うことで、より快適な暮らしが実現し、また、建物の資産価値の維持にもつながります。
大規模修繕工事では、建物のあらゆる箇所を補修・改修していきます。 ホウショウ工業の大規模修繕工事は、専門分野である防水工事を軸に、調査診断・プランニング・設計・施工までをワンストップでご提供することが可能です。
大規模修繕の種類
建物のあらゆる箇所を補修・改修していく大規模修繕工事。以下は、基本的な工事箇所になります。
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1 躯体調査
躯体とは、いわゆる建物の骨組みです。他の工事にも関わる最も重要な部分なので、コンクリート強度・中性化、ひび割れなどを入念にチェックします。
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2 マーキング
タイルの浮きや亀裂の入った箇所、コンクリートや塗装面のひび割れをチェックし、マーキングしていきます。外壁の補修は建物外観を保つだけでなく、欠落による落下物での事故防止など居住者の安全も守ります。
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3 屋上防水
防水が施された屋上も、照りつける日差しや激しい雨風、そして降り積もる雪などの影響を受け、年月が経つごとに劣化してしまいます。その寿命は建物躯体と比較しても短く、何度かの改修が必要になります。防水に問題があると、建物自体の劣化を早める原因になります。
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4 外壁塗装
コンクリート表面の仕上げ塗料も劣化します。原因は、下地となるコンクリートの劣化、紫外線や風雨などの外的要因、使用に伴う損傷や汚れなどがあります。劣化の状態には、「膨れ」「ひび割れ」「剥がれ」「退色」「欠落」などがあります。
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5 タイル改修
タイルは塗料に比べ長持ちしますが、下地のコンクリートに生じた亀裂がタイル表面に現れてきます。また、コンクリート面とタイルとの密着度が落ち(浮き)、タイルが欠落する場合や、環境の外的要因により退色がおきます。
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6 共有鉄部塗装
扉やシャッター、立体駐車場などの鉄で出来ている部分の耐久性を高めるために行う工事です。まず鉄についたサビを徹底的に落とし、錆止め剤を塗り重ねて、仕上げていきます。
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7 バルコニー
雨や紫外線を直接受けるバルコニーは、汚れやドレンのつまり、ひび割れが発生しやすい場所です。しっかりと防水工事を行う必要があります。
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8 トビラ・
窓廻りトビラ・窓などのサッシまわりにはコーキング(シーリング)が施されています。このコーキングが劣化してくると、防水気密性が低下し、雨漏りの原因となってきます。
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9 完了
外壁・タイル・塗装の完了後、サッシ・タイルの美装を行い、仮設足場を解体して完了となります。